本日の岡山市南倫理法人会講師はわれらがしもやんこと下川浩二さん。しもやんの講話は、「60歳からの自分再開発・怪人二十面相理論」というテーマで、自分の人生を何度でも作り直せるという内容でした。
しもやんは若い頃、証券会社や保険会社で営業マンとして働き、それなりに稼いでいたそうです。でもその裏では、お金に振り回されてギャンブルや借金に苦しんだ時期もあったといいます。そうした経験を通じて、「裕福」と「幸福」は決して同じものではないと気づいたそうです。
42歳で独立したときは、自分には特に才能なんてないと思っていたそうですが、周りから「手帳が面白い」「筆文字がいいね」と言われたのがきっかけで、手帳術や筆文字を仕事にしていくことになります。ここで出てくるのが「才能の眉毛理論」という考え方。自分の眉毛は自分では見えないのと同じで、自分の才能も自分ではなかなか気づけない。だからこそ、人に褒められたことや頼まれごとの中にこそ、本当の才能が隠れているというわけです。
そこからしもやんは、講演家、作家、音楽家、お好み焼き屋、焼き芋屋、草刈り屋、ミシン職人、大学講師と、次々に新しい顔を持つようになっていきます。これを本人は「怪人二十面相理論」と呼んでいました。人はひとつの肩書きだけで生きる必要はなく、いくつもの顔や可能性を持っていていいんだ、という考え方です。
人生を変えていくコツとしては、環境を変えること、前向きな人と付き合うこと、そして「この人だ」と思える相手に弟子入りして真似てみることを挙げていました。愚痴や不満ばかりの環境ではなく、明るく前向きな人たちに囲まれることで、自分自身の生き方も自然と変わっていく、というお話です。
最後は、60歳を過ぎても人生はまだまだ面白くできる、年齢のせいにせずに、自分の中に眠っている新しい可能性を開いていこう、という前向きなメッセージで締めくくられていました。
しもやんの講話で印象に残ったのは、「才能の眉毛理論」だった。
人の眉毛は見えるが、自分の眉毛は見えない。才能も同じで、自分の良さほど自分では分からない。
サラリーマンを辞めた後、何で生きていくか分からなかった。
しかし、人から「手帳が面白い」「筆文字がいい」と言われたことを素直に受け取り、それを仕事にしていった。
才能とは、自分が「これだ」と決めつけるものではなく、人から喜ばれたことの中に眠っている。
経営者も同じ。
自分では当たり前にしていることが、実は誰かの役に立っていることがある。
逆に、自分の強みを見失っている人も多い。だからこそ、周囲の声に耳を澄ますことが大切。
リーダーの役割は、欠点を探すことだけではない。
その人自身が気づいていない才能を見つけ、「そこがいいね」「それはあなたの強みだよ」と伝えること。
人は認められたところから伸びる。
「人は鏡、万象はわが師」。
人との出会いは、自分を映し出してくれる鏡である。
しもやんにとって、周囲の人の言葉が才能を映す鏡になった。
自分の才能は、自分一人では見えにくい。
だからこそ、人から褒められたこと、頼まれたこと、喜ばれたことを大切にしたい。
そして私自身も、周りの人の“見えていない眉毛”を見つけて伝えられる人でありたい。

